イケマックス

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「メルカリに食われる」リユース業界に見る「売り手・買い手のボーダレス化」

 

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「せどり」で稼いでいる人ならばよくご存知かとは思いますが、セカンドストリートは格好の「仕入れ場所」です。なぜならセカンドストリートで販売されている商品の中にはメルカリをはじめ、amazon、ヤフオクなどネットで高値で販売でき、利幅が取れるものが多いからです。

 

 

たとえば上記の記事に掲載されているブリーフケース。大手リユース業者の買取提示価格は3,000円。メルカリでの販売価格は1万円となっています。仮にセカンドストリートがこのブリーフケースを3000円で買い取って、店舗で5000円で売り出したとすると、これを買って(仕入れて)、メルカリに出品すればざっくり5000円の儲けが出るわけなのです(別途メルカリの手数料、送料などがかかりますが)。

 

 

これが「せどり」と呼ばれる転売の仕組みです。つまり実店舗とネットの価格差を突いて利幅を稼いでいるんですね。では、なぜネットのほうが高い値段が付くものがあるのか?

 

 

 

その理由が「地方」にあります。地方は都市部に比べ実店舗が少ないのでそもそもの品揃えが少ない。そうなると当然ネットで商品を探すわけですよ。で、身近に実店舗がないために相場がわからずネットに出ている値段を見て「こんなものかな」と思って購入してしまう。あるいは「どうしても欲しいけど、近くに売ってないから多少高くてもネットで買う」。こういった人たちが地方には大勢います。私がネットで販売している商品も7~8割が地方の方が購入していますね。しかも都市部ではないところが多い。

 

 

そんな地方の方々が購入して不要になったものは、これまではセカンドストリートやハードオフなどの地方にもいくつかある中古店舗が買取の受け皿になってきました。

 

 

それがここ数年「メルカリ」の躍進によって状況が変わってきました。メルカリの利点は出品から販売、入金、発送の手続きまでが全てスマホで完結できる点にあります。つまりスマホで誰でも簡単に操作できるのでPC操作が苦手で二の足を踏んでいた人が不用品を自分で販売するようになったんですね。

 

 

これによって実店舗による「中抜き」が行われずにユーザー同士の直接取り引きが可能となり、場合によってですが販売者・購入者ともにハッピーという状況が出来上がってきたわけです。

 

 

ただ、マネーロンダリング目的でお札を出品したり、「妊娠菌」がついているので妊娠しやすいという「妊娠米」が販売されたりと、セキュリティー面でまだまだ不安のあるメルカリ。この辺は無用なトラブルに巻き込まれないように各自が自己責任でネットリテラシーを高める必要がありそうですね。

 

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ともあれ、メルカリの登場で「販売者」と「購入者」の境目が流動的になり、不用品とお金のトレードオフの流れが一般ユーザー間で高まりつつあるのは非常に良いことだと思います。

 

 

これは仕事と遊びの境界線をなくす「モバイルボヘミアン」の考え方にも通じるものがありますね。

 

 

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我々はこれから良くも悪くもあらゆるもに境がなくなっていく「ボーダレス時代」に突入していくことになりそうです。それを受け入れて楽しむか。抵抗して悲観するかはアナタ次第。