イケマックス

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ホリエモンの「99%の会社はいらない」読んでみたのでレビューしてみるよ (`・ω・´)キリッ

 

99%の会社はいらない (ベスト新書)

99%の会社はいらない (ベスト新書)

  • 作者:堀江 貴文
  • 出版社:ベストセラーズ
  • 発売日: 2016-07-09

 

概要

自分の時間を切り売りして、対価としてサラリーを得る。そんな従来の会社のシステムに縛られて生きていくのってどうなのよ? ネットを中心に様々なインフラが整った今、自分の好きなことで生きていくことが可能になりましたよ。キミもやってみたら? そんなホリエモンからの提案、的な本になっています。

 

 

会社はオワコン?

「第1章 日本の会社はおかしいと思わないか?」で堀江氏はこう述べています。

 

 高度成長期のサラリーマンが退屈なルーチーンワークに耐えることができたのは、社会の発展に自分の夢を重ね合わせることができたからだろう。しかし、高度成長期が終焉してからはそういった共同幻想を抱くことは不可能になり。ルーチーンワークはただの退屈な仕事でしかなくなった。

 

確かに現在の会社は共同幻想の部分がバッサリなくなって、つらい部分「のみ」が残っている感じがしますね。もはや集団ガマン大会の様相です。「自分もガマンしてるのだからオマエもガマンしろ」的な意味不明な論理がなんとなくまかり通っているところが多いような気がします。

 

 

一つの仕事を極めるという「信仰」

日本人ってこの考え方好きですよね。職人的なものをよしとする感じ。これが会社の「ガマン大会」風土とごちゃ混ぜになって、副業禁止の会社が多かったり、複数の仕事をしているフリーランスやアーティストに対して過剰な反応をする人が多かったりするんでしょうね。

 

 別に一つの仕事に限定せずに、いろんなことをしていいのだ。僕なんていつも「100束のわらじ」を履いているくらいの気分で生きている。でも、それを実際にやると不真面目であるとか、得体が知れないと思われてしまう。
 以前、僕はネットの掲示板に「何をやっているかわからない人なので、怪しいと思う」と書かれたことがある。100束のわらじを履くことで「なんでそんなことまでやっているんですか?」と言われたりもする。なんでと言われれば「楽しいから」というだけなのだが、「宇宙開発をやると決めたのなら、それだけをやっていればいいと思います」などと言われてしまう。

 

なんでやることを「宇宙開発だけ」に限定しなければいけないのか。もはや過剰なスペシャリスト信仰としか思えません。

 

キングコング西野さんの「肩書き変更で炎上事件」を本ブログでもとりあげましたが、この系統の批判をする人ってもうちょっと頭柔らかく考えられないのかと思っちゃいますよね。

  

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堀江氏はこの日本人の「スペシャリスト信仰」についても意見を述べています。 

 

 もちろん、一つのことを磨いて専門的に特化した、その道のスペシャリストこそ素晴らしいという考えがあることは理解できる。
 しかし、その専門性を褒めたたえるのであれば、なぜ日本企業はなんでもできるジェネラリストを育て、重宝したがるのだろうか? なぜ一つの技能を極めたスペシャリストを大事にしないのだろうか? しかも副業を禁止して複数のスキルを磨く機会を奪っている。これほどの矛盾はない。

 

激しく同意。

 

 

 

仕事がなくなるのではなく、仕事から解放される

 

第2章「仕事のない時代がやってくる」では、AIが人間の仕事を奪っていくことについて触れています。

 

 仕事がなくなるとお金を稼げなくなるので生活に不安を感じている人もいるだろうがそうなったらもっと好きなことをして仕事にすればいいだけのことだ。

 

 ロボットが社会全体の富を自動的に作り出し、個人に利益をもたらしてくれる。そして、僕たちは働かなくても食べていけるようになる。単純作業のような仕事はなくなっていき、人間にしかできない仕事の比率が高まっていく。だから、人間は空いた時間で好きなことができるようになる。それが僕の考えだ。
(中略)
 だから、夢や好きなことを追いかけて欲しい。面白いことを追いかけて欲しい。どんなことだっていい。金持ちになりたい、ゲームをずっとやっていたい、モテたい、アイドルになってチヤホヤされたい。そんな一見すると、浅はかなようなことだっていい。身の丈や身のほどなんて関係ない。

 

 つまりこれからはAIに「仕事を奪われる」というよりは、AIが辛い仕事を代わりにやってくれるので、人々は「仕事=労働」から解放されるということですね。

 

私のブログでもそのことについて何度か触れていますので興味のある方はご参照ください。「予測編」で書いてあることは堀江氏の意見と重なるところが多いです。

 

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堀江氏の「仕事観」

 

 仕事は娯楽であり、趣味であり、エンターテインメントであるべきだ。誰かが替わってくれるような仕事なんてあっという間に機械に代替される。何よりも、好きなことを仕事にしている人の方が見ていて活き活きとしている。
(中略)
 もちろん、現実の仕事でなくてもネットビジネスでもいい。世間からはまともな仕事じゃないといわれても、楽しいのならそれでいいではないか。結果的に生活できているのなら世間から何を言われても気にすることはない。
 遊びみたいな仕事で何が悪い。そんなことを言ったら、エンターテインメント関連の仕事なんて、ほとんどが遊びだ。
 仕事は遊びの延長線上にある、最大の娯楽だ。そうやって考えて行動できるのであれば、それは幸せな人生だと思うのだ。

 

 おそらく、というかほぼ間違いなく堀江氏は仕事とプライベートの線引きがない人なのだと思います。仕事を生活のための「義務」と感じるか、楽しむための「権利」と感じるかで180度「仕事」に対する考えが変わってきますね。

 

 

まとめと感想

ホリエモンこと堀江貴文氏の書籍、新刊が出るたびに購入しています。

 

今回もこれから来るであろう時代の流れと変わらない社会の現状をいつも的確にとらえ、わかりやすく説明してくれていて読み応えがありました。また、私のライフワークでもあるAIと仕事と人間との関わりについても触れていて非常に参考になりました。

 

全体を通して感じるのは「好きなことやって生きてこうぜ! その方が絶対楽しいし、それができるインフラもかなりそろってるよ。だから一歩ふみだそうぜ!」という堀江氏からのポジティブなエール。日常の生活に窮屈さを感じている、自分の好きなことをやりたいけど踏みとどまっている、そんな方を元気づけてくれる一冊となっています。

 

ちなみに、堀江氏の本には新しいサービスや製品が多く紹介されているので、出てきた知らない単語をスマホを片手にググりながら読むと理解がより深まるのでおすすめですよ~。

 

99%の会社はいらない (ベスト新書)

99%の会社はいらない (ベスト新書)

  • 作者:堀江 貴文
  • 出版社:ベストセラーズ
  • 発売日: 2016-07-09